セラミド含有量の多いサプリメントを調べてみた。

セラミドサプリの配合量は、mg(ミリグラム)とμg(マイクログラム)になってるものがあるんですが、わかりにくいので単位はmgで統一。

ちなみに、1mg=1000μgです。

セラミド1mg配合より、1000μg配合のほうが聞こえがいいので、μgで表記してる商品も多いんだよね。

 

ところで、このページにたどりついた人って、「セラミド含有量が1番多くて値段が安いサプリ」を探してる人が多いと思うんですよ。

私も多けりゃ多いほうがいいだろうと思って含有量チェックなんて始めたわけですが、調べていくうちに、セラミドサプリの有効性って単純にセラミド含有量のみでは比較できないってことがわかりました。

具体的には、そのセラミドが何由来かと含有量とを、セットで見る必要がある。

なぜかというと、例えば米由来とトウモロコシ由来のセラミドでは、同等レベルの保湿効果を発揮するのに必要な量が違うんです。

米由来1mgと、トウモロコシ由来1mgは同じ効果じゃないってこと。

そのへんについてもまとめてみたので、これからセラミドサプリを買おうとしてる人は、あわせて見ていってください。

※ここでいうセラミドは、正確には植物由来のグルコシルセラミドを指します。

グルコシルセラミドは人の肌にあるセラミドとは違う物質ですが、経口摂取により皮膚の水分を保持する効果があることが示唆されています。

ただし、肌に塗る基礎化粧品の場合はグルコシルセラミドだとあまり意味がありません。それについては、こちらをどうぞ↓

そのセラミド、偽物かもよ?セラミド配合量が多い基礎化粧品の選び方。

2017.03.27

セラミドサプリ1日分あたりのセラミド含有量と価格

セラミドサプリでググると出て来るサプリを独断でピクアップして、セラミド含有量順に並べてみました。

わかりやすいようにセラミドが少ないものから多い順に並べてはいますが、セラミド含有量が多い=効く、とは限りません。

その理由については後述します。

おこめのセラミド(オルビス)

  • 1日分のセラミド含有量:0.8mg
  • 商品価格:2592円(税込)
  • 1日あたりの価格:約86円
  • セラミドの種類:米由来
  • セラミド以外の特徴成分:発酵酒粕、日本酒由来成分

ミルコラ(サントリーウエルネス)

  • 1日分のセラミド含有量:1.2mg
  • 商品価格:5400円(税込)
  • 1日あたりの価格:180円
  • セラミドの種類:牛乳由来
  • セラミド以外の特徴成分:コラーゲン、プロテオグリカン、エラスチン、カゼインペプチド、ビタミンC

ぷるきら生活(ダイセル)

  • 1日分のセラミド含有量:1.2mg
  • 商品価格:定価4320円(税込)、初回限定価格2160円(税込)
  • 1日あたりの価格:144円、初回分は72円
  • セラミドの種類:こんにゃく由来
  • セラミド以外の特徴成分:βクリプトキサンチン、コエンザイムQ10、ショウガエキス、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB2

モイストバリア(ファンケル)

  • 1日分のセラミド含有量:1.8mg
  • 商品価格:3780円(税込)
  • 1日あたりの価格:126円
  • セラミドの種類:こんにゃく由来、米由来
  • セラミド以外の特徴成分:グルコサミン、乳酸菌

ピュアセラミド1800(ダイセル)

  • 1日分のセラミド含有量:1.8mg
  • 商品価格:定価4094円(税込)、実売3500円くらい
  • 1日あたりの価格:約116~136円
  • セラミドの種類:こんにゃく由来
  • セラミド以外の特徴成分:スクワレン

飲む肌ケア(資生堂)

  • 1日分のセラミド含有量:1.8mg
  • 商品価格:1944円(税込)
  • 1日あたりの価格:約65円
  • セラミドの種類:こんにゃく由来
  • セラミド以外の特徴成分:玄米黒酢、ヒアルロン酸、コラーゲン、ローヤルゼリー、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸、カルシウム、マグネシウム、パントテン酸

うるおい宣言セラミドプラス(愛しとーと)

  • 1日分のセラミド含有量:1.8mg
  • 商品価格:3290円(税込)
  • 1日あたりの価格:約110円
  • セラミドの種類:こんにゃく由来
  • セラミド以外の特徴成分:コラーゲン

セラミド30日分(DHC)

  • 1日分のセラミド含有量:3.5mg
  • 商品価格:1566円(税込)
  • 1日あたりの価格:約52円
  • セラミドの種類:米由来
  • セラミド以外の特徴成分:コラーゲンペプチド、ビタミンE、葉酸、ビタミンC、ビタミンB12

セラミド(小林製薬)

  • 1日分のセラミド含有量:6.2mg
  • 商品価格:1944円(税込)
  • 1日あたりの価格:約65円
  • セラミドの種類:米由来
  • セラミド以外の特徴成分:ビタミンE、大豆レシチン、米胚芽油

セラミド&シルク(オーガランド)

  • 1日分のセラミド含有量:15mg
  • 商品価格:864円(税込)
  • 1日あたりの価格:約29円
  • セラミドの種類:とうもろこし由来
  • セラミド以外の特徴成分:コラーゲン、シルクペプチド

コラーゲンハイドラ・プロテクトセラミド配合(ReserveAge Nutrition)

  • 1日分のセラミド含有量:15mg
  • 商品価格:2795円(税込)
  • 1日あたりの価格:約93円
  • セラミドの種類:小麦由来
  • セラミド以外の特徴成分:コラーゲン、コンドロイチン、ヒアルロン酸

セラミド経口摂取のベストな量は何mgなのか?

ひととおりチェックしたところ、市販のセラミドサプリの一般的なセラミド含有量は、1~2mgくらい。

多いところでDHCの3.5mg、小林製薬の6.2mg、オーガランドとReserveAgeの15mg。

じゃあオーガランドかReserveAgeだな!って思った人、ちょっと待ってね。

 

セラミド経口摂取の適量について調べてみたところ、セラミドの含有量はセラミドの種類とセットでチェックしないとダメっぽいことがわかったんですよ。

だからオーガランドが15mgで、ピュアセラミドが1.8mgだからって、オーガランドのほうが8倍保湿効果が高いってことにはならない。

何をどれくらい摂取すれば効果があるのか、根拠となるデータを漁ってみたのが以下。

1日0.6mg以上の米由来、2mg以上のトウモロコシ由来グルコシルセラミド摂取で皮膚の水分量が増加

セラミドの経口摂取による効果は、日本製粉の試験結果が参考になります。

米由来、トウモロコシ由来それぞれを6週間経口摂取した際の試験結果について、要点だけまとめるとこんな感じ。

  • 米由来のグルコシルセラミドを1日あたり0.6mg摂取で、二の腕内側部分の水分量が150%増加
  • 米由来1.2mg摂取では水分量が200%増加
  • トウモロコシ由来のグルコシルセラミドを1日あたり2mg摂取で、二の腕内側部分の水分量が130%くらい増加
  • トウモロコシ由来10mg摂取では、150%増加

より詳細な試験内容については、日本製粉のレポートを参照してください。

参考資料)
植物由来セラミドの皮膚保湿効果と食品機能性(日本製粉)

 

なんで米由来だと0.6mgと1.2mgで、とうもろこし由来だと2mgと10mgで実験してるのかは不明ですが、まさかフィーリングとか勘で決めるわけはないので、何かしら理由があって設定した量なんでしょう。

結果だけ見ると、米由来グルコシルセラミドでは1日0.6mg以上、とうもろこし由来グルコシルセラミドでは1日2mg以上で皮膚の保湿効果が認められたということになる。

同じ水分量150%増加の結果が出るのに摂取したセラミド量は、トウモロコシ由来だと10mgで、米由来だと0.6mg。

単純計算で16~17倍の差があり、グルコシルセラミドの抽出元によって、同量での保湿作用がけっこう違うこともわかります。

 

ということは、ですよ。

トウモロコシ由来のオーガランド15mgと米由来0.8mgのオルビスは、一見オーガランドの含有量がが圧倒的だけど、実際の保湿効果としては五十歩百歩なんかじゃないかと推測できる。

セラミドサプリを選ぶ時は、含有量だけでは効果の比較ができないわけです。

それがわかったところで、続いてはセラミドサプリで米と並んで多い、こんにゃく由来のグルコシルセラミドに関して。

1日1.8mgのこんにゃく由来グルコシルセラミド摂取で水分蒸散量が低下

資生堂によると、こんにゃく由来のグルコシルセラミド1日1.8mgを12週間投与したところ、経表皮水分損失量が有意に減ったそうです。

経表皮水分損失量が減ったっていうのは、要するに肌が乾燥しにくくなったということ。

 

これに関連して、「うるおい宣言セラミドプラス」というグルコシルセラミド配合のゼリー商品の機能性に関する資料を、消費者庁のサイトで発見しました。

「機能性表示食品の科学的根拠に関する点検表」というやつなんですが、企業が謳おうとしている商品の効果効能が妥当なものかどうかを、国内外の論文・研究結果をもとに判断するための資料です。

参考資料)
うるおい宣言セラミドプラス 機能性表示食品の科学的根拠に関する点検表

要点だけ言うと、1日1.8mgのこんにゃく由来グルコシルセラミドを4~12週間継続摂取することで、経皮水分蒸散量の低下が認められた。

ただし、角質水分量の改善については根拠不十分。

資生堂のほうもなんですが、「乾燥を防ぐ」効果は認められても、「肌の水分量を増やす」と言い切れるだけの根拠はないみたいですね。

そのため、肌が潤うという言い方はせず、「肌の水分を逃がしにくくする」という回りくどい表現を使ってます。

なんだろな、言い換えると防御力は上がるけど、HPはそのまま、みたいな感じかなあ。

 

ちなみにこの経皮水分蒸散量、先ほどの日本製粉の試験結果の話では省略したのですが、米由来なら1.2mg以上、トウモロコシ由来なら2mg以上で、有意に経皮水分蒸散量が低下したそうです。

防御力もHPも上がったってことね。

ただこれは日本製粉1社の研究報告によるもので、被験者数も各30名と多くないので、この結果だけで米とトウモロコシのほうが優秀!とは言い切れません。

たぶんこんにゃく由来も似たような結果は出ているけど、根拠となる論文やデータが少ないので、機能性食品への表示は認められなかったって感じじゃないかなあ。たぶんだけど。

 

ただ、ここまでの資料を見ると…

少なくとも、植物由来のグルコシルセラミドを経口摂取することで、肌の乾燥を抑える効果があるのは間違いなさそうです。

セラミドサプリ、飲みたくなってきた。

効果が認められているグルコシルセラミド摂取量まとめ

ちょっとややこしくなってきたので、グルコシルセラミドの種類別に、効果があったとされる1日の摂取量をもう一度まとめてみます。

  • 米由来グルコシルセラミドは0.6~1.2mg
  • トウモロコシ由来グルコシルセラミドは2~10mg
  • こんにゃく由来グルコシルセラミドは1.8mg以上

これを踏まえて、もう一度各社セラミドサプリのセラミド含有量を見直してみると、どの商品も含有量が足りない、少ないってことはないんだよね。

こんにゃく由来は、どのメーカーの商品も、ほぼ1.8mg横並び。

米由来はけっこう差があり、オルビス0.8mg、DHC3.5mg、小林製薬6.2mg。

トウモロコシ由来はオーガランドの15mg。

 

小麦に関しては良いデータが見つからなかったんですが、オリザ油化の資料によると、植物性セラミドの保水機能は米→こんにゃく→小麦の順に高いらしいので、最低でもこんにゃくと同じ1.8mg以上は必要と思われます。

まあ、ReserveAge Nutritionのサプリは小麦由来15mg配合なんで、保湿効果にはまったく問題ないというか、むしろ余るほどじゃないでしょうか。

海外製のサプリなんで、英語でググれば詳しいデータが出そうですが、面倒なので今日はやめときます。

結局、どのセラミドサプリが当たりなのか

ずいぶん長くなったので、そろそろまとめてみます。

セラミドサプリのセラミド含有量は商品ごとに差があるけど、今回ピックアップした商品には、どれも有効と思われる量が入ってました。

よって、とりあえずどれを買ってみても大丈夫そうではあるんだけど、そんなボンヤリした結論だと締まらないので、一応独断で並べてみる。

セラミド含有量重視なら

  • 小麦由来15mg:ReserveAge Nutrition
  • トウモロコシ由来15mg:オーガランド
  • 米由来6.2mg:小林製薬
  • 米由来3.5mg:DHC

価格重視なら

  • オーガランド:1日約29円
  • DHC:1日約52円
  • 資生堂と小林製薬:1日約65円

セラミド以外の成分も入ってるので単純比較はできないけど、「セラミド含有量が十分以上あって安いサプリ」という視点でいくと、オーガランドとDHCですかね。

資生堂と小林製薬も甲乙つけがたい。

米由来のセラミドはトウモロコシに比べて少量で保水機能を発揮するようなので、米が6.2mgも入ってるのって、かなり強力なんじゃ…?

あのヒフミドを出してる小林製薬でもあることだし。

関連記事)
セラミド配合クリームならヒフミド一択だと思う理由≫

 

資生堂は、やっぱりイメージ良いよね。

セラミド以外にも肌に良いもの入ってそうだしパッケージもお洒落。

1ヶ月約2000円って価格も、続けられる範囲で、女心をくすぐってくる。

 

なんかこの記事書くためにいろいろ調べてるうちに、本気でセラミドサプリ欲しくなってきたので…

とりあえず1番安い、オーガランドのをポチりましたw

いろんな研究データ見てると、1ヶ月くらいかけてジワジワ効果が上がっていくようなので、とりあえず1ヶ月飲んでみて、また状況レポートしようと思います。

効くといいなあ…。

 




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