セラミド欲しいなー。

まず化粧水探そっと。

という人、けっこういると思うんですが、セラミドは水にまったく溶けません。

溶けないということは、そのままでは成分として配合することができないわけで、セラミドは化粧水とは相性が悪く、化粧水のセラミド含有量はどうしても低くなります。

水に溶けないものを溶かすには界面活性剤が必要なので、セラミド含有量の多い化粧水を作ろうとしたら、大量の界面活性剤を配合しなきゃいけない。

無理矢理溶かした少量のセラミドと、大量の界面活性剤が入った化粧水って使いたいですか?

普通は嫌だし、企業もそんなプラマイゼロみたいな商品、わざわざ気合入れて作りませんよね。

 

というわけで、セラミド含有量が多い化粧水ってあまりない。

ましてや、プチプラ化粧水にセラミドなんて、入ってるわけがない。

セラミドって加工が難しいのに加え、化粧品原料としてとんでもなく高価でもあるので、本当にセラミドが入った化粧水なら、1000円や2000円そこらではとても売れないんですよ。

少なくとも1本4000円前後の、デパコスレベルの価格になるのが当たり前。

でも実際には、セラミド配合を謳う、もっと安価な化粧水もたくさんあるわけです。

これはなぜかというと、答えは簡単で、本物のセラミドを使ってないから。

あるいは、ほんのちょびーーーーっとしか配合してないからのどっちか。

 

セラミドって1つの成分の名前ではなくて、セラミドの中にもたくさんの種類があります。

そして化粧品に配合されるセラミドは、本物からパチもんまでたくさんの成分が同じ「セラミド」という名前で出回ってるんですよ。

セラミド化粧水を探している人って、肌にセラミドを補給するのが目的だと思うんですけど、こういう”もどき”を選んじゃった場合、いくら塗ったところで肌にセラミドは入らないし、増えません。

天然セラミドは、セラミドじゃないよ

セラミド配合の化粧水を探していると、天然セラミド配合とか植物性セラミド配合を謳った商品にゴロゴロ出会うでしょう。

「天然素敵♪」「植物由来なら肌に優しそう♪」

などと思ってしまった人は、化粧品メーカーの思う壺。

天然セラミドとか植物性セラミドって、名前にセラミドって付けてるだけで、実態はセラミドじゃないからね。

保湿成分としての働きはもちろんあるけど、人の肌のセラミドとしては機能しません。

肌に塗った時セラミドとして機能してくれるのは、人の皮膚にあるセラミドと同じ構造をしているヒト型セラミドだけです。

 

世間では、馬などの動物由来のセラミドや、米などの植物由来のセラミドを「天然セラミド」と称しているのですが、これらは厳密には糖セラミドという物質で、肌のセラミドとは別のもの。

具体的にいうと、セラミドに糖が結合した状態です。

余計なものがくっついてるうえに、セラミド自体も人間のセラミドとは違う。

 

だから成分表示名も「セラミド」ではなく「セレブロシド」「○○スフィンゴ脂質」「○○スフィンゴ糖脂質」。

人のセラミドと同じ構造を持ったセラミドは、成分表示にもはっきり「セラミド」と表記されますが、なんちゃってセラミドはセラミドではないから、セラミドとは表示できません。

セラミド化粧水を買おうとする目的って、肌に直接セラミドを補うためだと思うんですけど、天然や植物由来の成分では、セラミドを増やすという目的は果たせないわけです。

 

もちろん保湿効果はあるので、化粧品として意味がないってことはないし、馬由来のウマスフィンゴ脂質にはセラミドの合成を促進する効果があるという研究もあります。

それに糖セラミドはセラミドと違って水に溶けるので、化粧水にもたっぷり配合しやすい。

でも、ヒト型セラミドという存在があるのに、わざわざ植物や動物由来のセラミドを選ばなくてもいいわけで。

そもそも保湿さえできればいいっていうなら、最初からセラミド化粧水である必要もないよね。

本当にセラミドの入った化粧水を探しているのなら、天然とか植物性なんていう耳障りの良い言葉に踊らされないようにしましょう。

ヒト型セラミドの見分け方

ヒト型セラミドは成分表示名で「セラミド+数字」もしくは「セラミド+英字」と、しっかりセラミドとして表記されます。

なお、数字と英字があるのは、数字が旧表示名で、英字が新表示名だから。

旧表記の数字は発見された順番で、新表記の英字はセラミドを構成している脂肪酸という物質の種類を示しています。

今は数字表記の商品ほうが多いけど、いずれ英字表記が主流になっていくものと思われます。

ヒト型セラミド新旧表示の対応

  • セラミド1=セラミドEOP
  • セラミド2=セラミドNS
  • セラミド3=セラミドNP
  • セラミド4=セラミドEOH
  • セラミド5=セラミドAS
  • セラミド6=セラミドAP
  • セラミド7=セラミドAH
  • セラミド8=セラミドNH
  • セラミド9=セラミドEOS
  • セラミド10=セラミドNDS

けっこうありますが、これでもセラミド全体のほんの一部。

セラミドは現在までに340個以上が確認されていて、1つ1つ微妙に働きが違います。

化粧品に配合されているのは1~10で、よく見るのは保湿効果が高い1、2、3、6あたりかな。

肌のセラミドを増やしたいなら、化粧水よりクリームを使え

というわけで、セラミド配合化粧水を買うなら、成分表示に「セラミド○○」と書かれている、ヒト型セラミド配合の化粧水を選びましょうという話でした。

でも、セラミド化粧水を買う目的が肌のセラミドを増やすことなんだったら、そもそも化粧水はあまりおすすめできません。

最初に言ったとおり、セラミドは水に溶けないので、配合するなら油性のクリームか美容液に配合したほうが効率がいいのです。

だから、セラミド配合の基礎化粧品ラインで、1番セラミド含有量が高いのは保湿クリームか美容液のどちらか。

セラミド濃度は非公開のことが多いけど、化粧水のセラミド含有量は、間違いなくクリームより低いです。

 

どうしても化粧水だけ欲しい場合は、きっちりヒト型セラミドが配合されているものや、セラミドをナノ化したものを選ぶのがおすすめ。

最近見かけるようになったナノ化セラミドは、セラミドをナノ化することで浸透力を数倍に高めたもの。

もともと化粧品に配合しにくいセラミド、たくさん配合できないのなら、含有量じゃなく浸透力を倍にしてしまえというわけですな。

 

現在、ナノ化セラミドを配合した化粧水を出しているのは、富士フイルムのアスタリフト、ポーラ・オルビスグループのアヤナスなど。

個人的に、誰もが知っているような化粧品より、マイナーだけど優秀な通販コスメを発掘するほうが好きなんですが、ことセラミドに関してはちょっと話が別。

まずセラミドは原価が高いので、大量生産によるコストダウンをするには、かなりの資金が必要です。

かつ、ナノ化セラミドのような独自成分を研究開発するには、自前の研究施設が必要ですが、これまた膨大な時間とお金がかかる。

そうなると、どうしても大手製薬会社とか化粧品メーカーが有利なんですよねえ。

 

で、話を化粧水に戻すと。

アスタリフトでナノ化セラミドが入っているのはジェリー状美容液(実際はプレ化粧水として使うらしい)だけっぽいので、化粧水だけ選ぶとしたらアヤナスかなあ。

セラミド化粧品総合点でいったら、圧倒的なセラミド含有量を誇るヒフミドなんだけど、化粧水単体だと配合濃度不明だし、単品で買うにはコスメとしての色気も面白みもないのでね…。

アヤナスのほうが、綺麗なクリアレッドのボトルと天然精油の香りで気分が上がる!

ヒト型セラミド配合の化粧水をどれか1本選ぶんだったら、アヤナスが好きです。

ディセンシアアヤナスのローション商品写真 ディセンシアアヤナスローションのテクスチャー写真

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初めて「一生使いたい化粧品」と思わされた保湿クリーム。

液晶セラミドという特殊なヒト型セラミドを配合していて、塗るというより肌の一部として吸収されるような使用感です。

500円お試しサンプルがあるので、アトピーの乾燥や敏感肌の人は、ぜひ一度使ってみてください。私は化粧水なしで、これ1つでスキンケアを済ませています。